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電話が鳴って

by YUMIMPO*

晴れてるな って時に 電話が鳴った。振動音

あやおく 聴き逃すとこだったぜベイベー と思いながら ぱかっと開くと、おおお 大家さん。

わあ!

こんにちは と言ってでた。

どうしましたか? とか さきに言えばよかったかな。

あ、 こちらがまず、 はい、なにがしです って、名乗るべきだったな。

こんにちは の後は、 少しの沈黙だった。

内容は、お昼ご飯のお誘いだった。

しばらく忙しかったのですが、 今日はパートに行くまで時間があって って。

ありあわせですが よかったら って。

わああ~~

今日はなんともいい天気、 ふとん干して やること一区切りさせて、

約束の時間1分後くらいになっちゃったけど、部屋を出た。

ドアの外、すぐが、大家さん家の おかって口。

なんだか 懐かしいような 美味しそうな 冬っぽい おでん?かな?

みたいなにおいを通過し、 くるっと回って、ピンポン押した。

はて、この時、向こうからは、私の顔の どの部分が ピックアップされて 見えてるのだろうか?

ピンポンについてる 出目金と、目を合わせたり 合わせなかったりしながら そわそわ もじもじしてみる。

はーい どうぞ と、大家さん。

お邪魔します 手ぶらできちゃいました すみません と、てへぺろな感じで言ってみる。

いえいえどうぞ と、くったくのない大家さんの笑顔が眩しい。

何が てへぺろだ と 自分の不甲斐なさに 打ちひしがれる。

はて こんなに 大家さん家 白かったけ? 広かったけ? って、一瞬思う。

すこし小柄な百合    赤い実のたくさんついた枝 や  松のはしくれ

立派な花瓶は賑やかだ。

そして、そのふもとには、写真付きのお年賀っぽいものだったり、写真たてだったり、大家さんに向けてのお手紙だったり。

いつも 綺麗に並べられてる。

わ~ とか言っちゃったけど、 前にも飾ってあったものだった と、よく見たらわかった。

お昼は なななんと 牛丼 だった。

(しまった 手に絵の具がついてる がしかし なんか緊張して 手を洗わせてください って言えなかった。)

そして、こういうものの時には、薄いものがいいと思うんですけど と、申し訳なさそうに、具沢山のお味噌汁も出してくれた。

そして、私のテーブルのゴザ?(ランチョンマット?)の上には てんこ盛りのサラダも。

ブロッコリーが横たわってるし、ハムも波の様につくねてある。

そして 大家さんが漬けた 大根とゆずの お漬物。

どれも 美味しい  

牛丼には 高級色した 青のりをぱらぱら と、してあった。

食べたいし 話したいし 久々の緊張だったり なんだか うまく話せなかったような気がする。

それは、 「大家さんに 聞いてみたら」 って 友達に言ってもらった言葉が 胸にあったからだ。

アトリエがなくなる。 次の場所を探さなきゃ。

そう言った時に、 大家さんんを頼ってみたら? と、何人かの人に言ってもらってた。

がしかし、 散々世話になってて、 そんなこと言えないよ って、言われた時は思ったことを、 どこかで

そうやって アドバイスもらったんだから、聞かないとダメだよな とも 思ってた。

物件は、今はぜんぜんみつからない。 でも、3月近くになれば きっと もっと出てくるよ ってなってた。

大家さんは、安い家賃で、部屋を貸してるわけだもんで、パートにもいかんといかんし。

私は、早く出て行った方が、大家さんのためな気がすごくする。

大家さんが53さいくらいの時に 旦那さんが亡くなって、だから未亡人歴は長いのよ なんて 面白く話してくれた。

当時 息子さんが大学試験だったり とか 大変だったけど、

当時は、家賃の収入もあったし って、 けど、今は、仲介会社を入れたもんだから、 どんどん 家賃はさげられてしまったと。

ほんと、私より働いてるだろな ってくらい 毎日タフに 色々動いてる。

私が、この部屋借りる時、管理会社の人には、ここは、交渉すれば、お家賃さらにさげれますよって、言われさげてもらった。うううう。

色んな邪念があって 上手く話せなかったな

引っ越しても 遊びに来てもいいですか? と 言ってみた。

笑いながら はい その時はお電話ください って 言ってくれた。

これも、 友達が、言ってみたら? の一個。 これは言えてよかった。

ひとと あたたかいものを食べれる。

美味しいものがあって  好きな人と一緒に食べる。 贅沢この上ないことだ。

次からは それだけを 素直に楽しもっと

絵もそうだ

売れたい とか お金にしなきゃ とか思うけど

(続けていきたいから、思うのは大事だけんど)

頼んでもらえる事は嬉しいし 描ける事はしあわせだから

描く時は  邪念をすて  楽しんどかんと

大家さんのお味噌汁 赤味噌を半分つかったのって。

大家さんにとって、赤味噌は、未知なる世界だったみたい。

豊橋育ちの私には 普通のみそだったもの。

ああ 懐かしいにおいの正体は こいつだった。

デザートに 甘いりんごやみかんも食べて

帰りには、大家さんのお気に入りの 福岡からのお取り寄せた ひじき梅?まで ちゃっかりいただいてしまった。

ぐふん

最後まで読んでくれてありがとう ございます。

赤だし 久しく飲んでないな でも たまに見ると、びっくりしちゃうもんで、東京に染まったな ゆみんぽ より

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